小田急電鉄は25日、大みそか深夜から元旦にかけて全線で終夜運転を実施すると発表した。江の島・箱根方面への初詣などに便利な臨時特急ロマンスカー「ニューイヤーエクスプレス号」「メトロニューイヤー号」も運転され、今年3月から特急列車の停車駅となった海老名駅・伊勢原駅にも一部列車が停車する。

大みそか深夜から元旦にかけて運転される臨時特急ロマンスカーのうち、新宿発小田原行の下り2本が海老名駅・伊勢原駅にも停車する

小田急線は12月30日から1月3日まで土休日ダイヤで運転。大みそか深夜から元旦にかけて小田原線・江ノ島線・多摩線の全線で終夜運転を行い、各駅停車は新宿~相模大野間で15分間隔、新百合ヶ丘~唐木田間・相模大野~伊勢原間・相模大野~片瀬江ノ島間でそれぞれ30分間隔、伊勢原~小田原間60分間隔で運転される。江ノ島線(相模大野~片瀬江ノ島間)の各駅停車は深夜3時以降、15分間隔での運転となる。

臨時特急ロマンスカーは大みそか深夜から元旦にかけて上り2本・下り12本を設定。上り2本のうち1本は本厚木駅22時47分発・新宿駅23時33分着「ニューイヤーエクスプレス2号」で、明治神宮への参拝に便利な参宮橋駅にも停車する。もう1本は1月1日朝に運転される片瀬江ノ島駅7時17分発・新宿駅8時37分着「ニューイヤーエクスプレス4号」となる。

下りは東京メトロ千代田線から直通する「メトロニューイヤー号」(北千住駅4時14分発・片瀬江ノ島駅5時51分着)を除き、すべて新宿発「ニューイヤーエクスプレス号」として運転。深夜1時以降、新宿駅から30分おきに片瀬江ノ島行(計9本)が発車し、3時15分・4時15分には小田原行も発車する。この新宿発小田原行「ニューイヤーエクスプレス号」2本が海老名駅・伊勢原駅にも停車するという。

なお、大みそかから元旦にかけての臨時特急ロマンスカーの運転にあたり、小田急ロマンスカーVSE(50000形)とMSE(60000形)の一部に2017年の干支「酉(とり)」をデザインしたヘッドマークを掲出するとのこと。

12月31日・1月1日に運転される臨時特急ロマンスカーの特急券は12月1日10時から販売開始。小田急線各駅や小田急トラベル各営業所などで発売され、「メトロニューイヤー号」については東京メトロ千代田線の北千住駅・大手町駅・霞ケ関駅・表参道駅でも購入可能(東京メトロ・小田急線連絡の特急券のみ発売)となっている。