FRONTEOヘルスケアは10月6日、がん個別化医療AIシステムの開発を開始すると発表した。

具体的には、毎年更新される医療情報・論文から、専門家チームが有用なものだけを見つけ出す手法を人工知能に教えることで情報支援AIシステムを構築。

また、患者に十分な説明を行い同意を得るプロセスにおいて、患者の受け答えの内容から理解度に応じて的確なコミュニケーションの手法を人工知能に教えていくことで、専門家として患者との対話が可能なインフォームドコンセント支援AIシステムを構築する。

さらに、専門医の知見や治療法を人工知能に教えていくことで、それぞれの医師が専門外の症状に対してもより的確にアプローチを行い、判断の裏付けとできるような診断支援AIシステムを構築する。

なお、同システムの開発にあたっては、同社内に「がん個別化医療AIシステム研究開発」プロジェクトチームを新たに設け、シカゴ大学医学部内科・外科/個別化医療センター副センター長 中村祐輔教授、東京大学医科学研究所 醍醐弥太郎特任教授、国立がん研究センター研究所 前佛均氏を共同創業者兼アドバイザリーボードメンバーに置くとしている。

システム開発のロードマップ