米Appleは9月7日(現地時間)、サンフランシスコにて開催したスペシャルイベントにおいてApple Watchの新モデルとなる「Apple Watch Series 2」を発表した。新たに防水に対応し、単独で使えるGPSを内蔵。また従来比2倍の明るさのディスプレイと、デュアルコアプロセッサを搭載する。
Apple Watch Series 2は、事前に噂されていたとおり水泳やマリンスポーツで使用できる防水機能に対応した。ワークアウトには「プール」と「オープンウォーター」の選択肢が追加され、ラップタイム、ラップの平均ペースを計測。また、正確なカロリー消費量を計るために泳ぎの種類を自動的に感知する。
なお、この防水機能はISO規格2810:2010に相当するもので、水泳などプール・海等の浅い水深での使用が可能であるとされている。スキューバダイビングや水上スキー、高速水流の中での使用などには適さない。
もう一つの新機能であるGPS内蔵により、ウォーキングやランニングなど屋外のワークアウトにおいてiPhoneを持たなくても正確な距離やスピードを計測できる。
新たに搭載されたS2チップは前モデルに比べてパフォーマンスを50%以上向上。またGPUはグラフィック性能を2倍に向上させた。ディスプレイの明るさは従来の2倍で、晴れた日中でも表示が見やすくなる。
なお、外見は旧モデルと変わらず、発表会会場に展示された実機に触れた限りでは重さ・厚みにも差は感じられない。
Apple Watch Series 2の価格は3万7,800円(税抜き・以下同)から。旧モデルは「Apple Watch Series 1」とし、2万7,800円から販売する。9月9日より予約開始、16日より販売開始予定。
「Apple Watch Hermès」では「ダブルバックル・カフ」「ドゥブルトゥール」「シンプルトゥール」が販売される。すべてのApple Watch Hermèsモデルにエルメス仕様のスポーツバンドが付属する。一部モデルでは38mmのみ/42mmのみの取り扱いとなる。価格は11万8,800円から。9月9日より予約開始、9月下旬発売予定。
新たなコラボモデルとして「Apple Watch Nike+」全4色が販売される。通気性が良く軽量なNikeスポーツバンドと、オリジナルのフェイスを備え、ランニングをサポートするアプリ「Nike+ Run Club」がプリインストールされる。価格は38mmケースが3万7,800円、42mmケースが40,800円となっている。
さらに、Apple Watch Editionとしてホワイトセラミックケースが登場。Editionの18Kモデルはストアから消えていたが、その1/10程度の価格でセラミックケースモデルとして復活した格好だ。価格は38mmケースが12万5,800円、42mmケースが13万800円となっている。