アドバンスト・メディアは8月30日、ロボット向け音声認識開発キット「AmiVoice Robot SDK」サーバー認識版を10月3日より無償提供すると発表した。

「AmiVoice Robot SDK」は、これまで同社が培ってきた音声認識技術やノウハウをベースに開発した音声認識開発キット。対応OSはLinux(Raspbian)。同キットは10月3日に公開の公式サイトから無償でダウンロードができ、60分間の音声認識機能を無料で使用することが可能。ただし、無料期間終了後は、使用時間に応じてクラウドサーバーの利用料を支払う月額従量課金モデルと、導入台数に応じて初期費用のみでライセンスを購入する買い切りモデルからプランを選ぶことになる。また、SDKの有料オプションとして、特定のキーワードを発話することで、端末に触れることなくクラウド型の音声認識機能の起動ができる、音声認識ハンズフリーコントロール機能も提供する。

同社は、ロボットやアシスタントデバイス、ホームオートメーションなどのIoTデバイスのほか、車載コントロールなどへの導入を見込んでおり、すでにいくつかのロボットへのテスト導入を進めているとのこと。また、英語・中国語への言語対応も行う予定だ。