fossBytesに8月6日(米国時間)に掲載された記事「Linux Users Claim That Windows 10 Anniversary Update Deletes Dual-boot Partitions」が、Windows 10 Anniversary UpdateへのアップグレードでWindows 10以外のパーティションが削除される可能性があると伝えた。似たような報告が複数のユーザーから上がっており、同様の状況にあるユーザーに対して注意を呼びかけている。
Linuxを利用するにあたって、1台のPCでWindowsとデュアルブートで利用することがある。Microsoftは最近のタブレットデバイス系のデバイスにおいてWindows 10以外のオペレーティングシステムのインストールを困難にするなどの修正を実施。Linuxを直接PCにインストールして利用するための選択肢が狭くなってきているが、Windows 10 Anniversary Updateへのアップグレードではユーザーに確認を求められることなく、そうしたパーティションが削除されるとさらに利用が難しくなると思われる。
デスクトップ向けのオペレーティングシステムとしてWindowsは圧倒的なシェアを持っている。しかし、このところLinuxもシェアを増やしており、Net Applicationsの最新の報告によれば、Linuxはデスクトップ向けオペレーティングシステムのシェアとして2.33%を確保するなど、存在感を増しており、無視しがたい存在と言える。