Appleは6月14日(米国時間)、「Swift Playgrounds Learn serious code on your iPad. In a seriously fun way.」において、プログラミング言語Swiftを学習するためのiPad向けアプリ「Swift Playgrouds」を発表した。「Swift Playgrounds」を使うことでSwiftプログラミングの基礎を楽しく学ぶことができるとしている。同アプリは開発段階にあり、Apple Storeを経由した一般公開は今年の秋が予定されている。
SwiftはAppleが開発したプログラミング言語。Objective-Cよりも利便性の高いプログラミング言語として投入され、特にiOS向けのアプリ開発で人気を伸ばしている。AppleはSwiftおよびSwiftに関連するソフトウェアをオープンソース・ソフトウェアとして公開。Swiftに関わるプログラマーなどを含めたエコシステムをより活発なものにするなど、Swiftの普及に取り組んでいる。
今回Appleから発表された「Swift Playgrounds」はSwiftの教育をより低年齢の学生に対しても広げることになると見られる。利用者はゲーム的な感覚でアプリを操作しながら、Swiftの提供している基本的な機能を学ぶことができるとされている。既にSwiftを学ぶためのアプリはApple Storeにいくつか登録されており、「Swift Playgrounds」がこうしたアプリとどのような差別化を図るのかが注目される。