厚生労働省は5月13日、女性の活躍推進が優良な企業「えるぼし」企業として全国の46社を4月末日までに認定したことを発表した。
「えるぼし」企業は、北洋銀行、青森銀行、荘内銀行、常陽銀行、曙ブレーキ工業、川口信用金庫、埼玉縣信用金庫、埼玉りそな銀行、三州製菓、武蔵野銀行、イオンファンタジー、イオンモール、京葉銀行、千葉銀行、千葉興業銀行、イオン銀行、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ、カルビー、協和エクシオ、清水建設、スリープロ、ソニー、中央エンジニアリング、東京海上日動キャリアサービス、日本電気、日立ソリューションズ、ヒューリック、フォーカスシステムズ、富士通、古河電気工業、ベネッセコーポレーション、前田建設工業、三菱マテリアル、リコー、小林化工、福井県民生活協同組合、十六銀行、たんぽぽ薬局、静岡銀行、社会福祉法人聖隷福祉事業団、京都銀行、ニッセン、社会福祉法人正和会、キャン、キャンストアオペレーション、ストライプインターナショナル。
4月1日に全面施行された「女性活躍推進法」では、一般事業主行動計画の策定及び策定した旨の届出を行った企業のうち、一定の基準を満たし、女性の活躍推進に関する状況等が優良な企業について、厚生労働大臣の認定を受けることができる制度が創設されている。
なお、一般事業主行動計画の策定及び策定した旨の届出が義務づけられている301人以上の大企業における届出率は4月末日現在85.0%。
「えるぼし」認定の評価基準は?
女性の活躍推進に関する実績に係る評価基準は、女性の採用、継続就業、労働時間等の働き方、管理職比率、多様なキャリアコース。
認定は、基準を満たす項目数に応じて3段階あり、認定を受けた企業は、認定マーク(愛称「えるぼし」)を商品や広告、名刺、求人票などに使用すること、女性の活躍を推進している事業主であることをアピールすることができる。また、「公共調達における加点評価」と「日本政策金融公庫による低利融資」の対象になる。
この「えるぼし」認定マークの「L」には、Lady(女性)、Labour(働く、取り組む)、Lead(手本)などさまざまな意味があり、デザインの「円」は企業や社会、「L」はエレガントに力強く活躍する女性をイメージしているという。