WOW(ワウ)は、オートデスクの3Dアニメーションソフトウェア「Autodesk 3ds Max」および「Autodesk Maya」の最新バージョンの発表に合わせスペシャルムービーを制作したと発表した。スペシャルサイト「AREA JAPAN」YouTube チャンネルにて、4K画質での閲覧が可能な状態で公開されている。

公開されたムービーは、精細な4K画質で視聴可能。最終アウトプットとして3Dプリントを想定しているプロジェクトのため、ムービー内のロボットたちも、3Dプリントの積層や質感にこだわったストーリーとなっている

各ソフトの特徴を擬人化したロボット「Max Man(マックス マン)」と「Maya Man(マヤ マン)」のバトルシーンを描くムービーとなっており、WOWは企画、キャラクターデザイン、ムービー制作を担当した。

また、スペシャルサイトではムービー内に登場する二体のキャラクター「Max Man」と「Maya Man」の3Dモデルデータを無料で提供しており、ソフトウェア上でキャラクターを使用した制作体験が行える。同一ページ内でソフトウェアの体験版も提供しており、若い世代や新規ユーザーがよりアクセスしやすい環境、VFX への興味喚起を狙いとしているとのこと。追って3Dプリント用のデータも公開予定となっており、「Max man」「Maya man」を3Dプリントすることが可能となる。

なお、このプロジェクトは、CGクリエイターやCG学習人口が減少傾向にある一方で、3Dプリンタの普及により、3Dデータそのものが以前よりも身近な存在になりつつあるところに着目して進行されている。ロボット二体の3Dプリントを通じて、バーチャルな世界を構築する為に使用されてきたCGと、実際に手に取ることが出来るリアルなプロダクトのブリッジとなることで、CG業界の間口を広げる試みになっているとのことだ。