タレントの小堺一機が、日本テレビ系ドラマ『世界一難しい恋』(毎週水曜22:00~23:00)で、同局ドラマに19年ぶりに出演することが18日、明らかになった。主演の嵐・大野智の父親役で、5月4日放送の第4話から登場する。
このドラマは、老舗旅館の跡継ぎでホテル業界に進出するほど仕事ができるものの、女性を喜ばせる才能は1ミリもないという「鮫島ホテルズ」の変人若社長・鮫島零治を大野が演じ、そのホテルに中途入社してきた波瑠演じるヒロイン・柴山美咲のハートを射止めるために奮闘するラブコメディ。
小堺が演じる役柄は、バリバリ働く息子と正反対の父親で、いわゆる"ダメオヤジ"。大野との共演は、今作と同じ金子茂樹脚本のフジテレビ系スペシャルドラマ『最後の約束』以来6年ぶりで、撮影の合間には、小堺のものまねで大野や秘書役の小池栄子の笑いが止まらなくなるほど、和気あいあいとした雰囲気で撮影が行われた。
久々の共演に、大野は「あの頃と全く同じ」と懐かしみ、「6年前の共演ドラマをご覧になった方は、なにかよみがえるものを感じてくださると思います」と予告。小堺は「私がやったことに対して、大野くんはしっかり応えてくれる。大野くんとは波長が合うんです」と信頼を寄せている。
小堺の日テレドラマの出演は、1997年の『恋の片道切符』以来だが、小堺は、今作の櫨山裕子プロデューサーが、若手時代に前説をしていた『NTV紅白歌のベストテン』のADをしていたことを知って驚き、「再びお会いできて、駆け出しの時と60(歳)過ぎてからも、お仕事をいただけて本当にうれしいです」と喜んでいた。
その櫨山プロデューサーは「脚本家の金子さんと議論し、話し合った結果でオファーしたのが、小堺さんです」と経緯を明かし、「小堺さんがいると撮影現場がとても明るくなるので、スタッフに笑いが生まれて楽しい現場になります」と様子を明かしている。