NTTデータとアイリッジは3月4日、全国農業協同組合連合会(JA全農)が同日より公開を開始したスマートフォンアプリ「JA全農」を構築したと発表した。
同アプリは、JA全農が取り扱う国産農畜産物や商品を多様なチャネルを活用して消費者に広く消費してもらうためのオムニチャネル戦略の一環として、アイリッジのプッシュ型情報配信サービス「popinfo(ポップインフォ)」などをベースに構築を行った。
JA全農の持つ店舗やネットショッピングといったチャネルを生かし、スマートフォンなどを入り口としたネットショッピングの利用、ポイントの蓄積やクーポンの受信が可能となるアプリの構築を両社に依頼し、実現した。
JA全農の最新情報やJA全農グループの飲食店舗「焼肉ぴゅあ」「銀河浪漫」およびインターネットショッピングモール「JAタウン」の情報などの発信に加え、アプリ利用者ごとの属性に合わせた情報配信やアプリ利用者の「JAタウン」への容易なアクセスを可能にするという。
これにより、店舗の近くにいるアプリ利用者にクーポンなどをプッシュ配信して来店を図ったり、アプリ利用者の属性に基づく顧客体験提案を行い、JAタウンでの購買につなげることができる。
両社の役割は、NTTデータがプロジェクト全体の管理統括を、アイリッジがプッシュ型情報配信サービス「popinfo」「popinfoクーポン」「popinfoポイント」の提供を行う。
今後、両社はJA全農のオムニチャネル戦略に沿って、JAグループが有するさまざまな情報と「Aコープ」や「JAファーマーズマーケット」などの店舗やECサイトとの連携拡大や、訪日外国人の利用、海外店舗向けの利用など、インバウンド・アウトバウンドを含めたグローバル展開も視野にサポートしていく。