タレントのビートたけしが24日、東京・中央区の松屋銀座で行われた、展覧会『アートたけし展』の内覧会に来場した。
3月7日まで開催中の同展では、たけしが製作した版画や絵画作品など約100点を初公開。1994年のバイク事故をきっかけに絵画を始めたというたけしは、「自分の作品なのに、結構面白かった。多数の人に見て頂ければうれしい」と自画自賛。「自由にやることが1番大事。自分の思った通りにやればいいということが伝われば」とアピールししつつ、「全部売って、楽に暮らしたい。中国人がだまされて400億くらいで買ってくれないかな」とほくそ笑んだ。
また、作品のインスピレーションを聞かれ、「清原(和博容疑者)からちょっともらってる。群馬の方にたまに行くこともある」とブラックジョークを飛ばしたたけし。実際は、寝る前に描くことが多いそうで、「家に帰っても女の子がいるわけじゃないし、誰も相手をしてくれる人がいない時に描いてる」と笑わせながら、「絵筆を水に突っ込んだまま寝てる時もある。でも、夢中でヨダレを垂らしてしまうくらい真剣に描いたものは、良い絵だったなと思う」とエピソードを披露した。
芸人、タレント、俳優、映画監督、果てはアートまでマルチな才能を見せるたけしだが、「突出して何かの才能があればいいんだけど、何をやってもダメで色んなものに手を出しちゃう。本当の事を言うと、1つのことをやれれば良いんだけど……」と本音もポツリ。一方で、「東京五輪の総合演出をやりたい。安倍さんの側近に言ったら、即座に断られちゃったけど(笑)。東京でやるんだったら俺に決まってるのに、山田洋次になりそうで嫌な予感」と野望も語っていた。