エアバスは現地時間の2月17日、フィリピン航空がA350-900を6機とオプションで6機発注する覚書を締結したことを発表した。この発表は、現在開催中のシンガポール航空ショーで、フィリピン航空COOのハイメ・バウティスタ氏とエアバスCEOのファブリス・ブレジエ氏によって行われた。
フィリピン航空のA350-900は3クラス制の客室を設定。同社はA350をマニラと米国西海岸やニューヨークを結ぶノンストップ路線や、欧州への新たな路線に導入する予定となっている。A350-900は満席の状態でも、ニューヨークとマニラ間の8,000海里を1年中ノンストップで飛行することができる。
A350 XWBはエアバスのワイドボディ機ファミリーの最も新しい機種で、これまでに世界中の41社から合計777機の受注を獲得している。最新の空力設計を採用し、胴体と主翼に炭素繊維複合材を、エンジンにロールスロイス社製トレントXWBエンジンを搭載している。燃費を25%削減するほか、整備コストを大幅に削減を可能にした。胴体幅が広く、エコノミークラスで18インチの幅広い座席を備えられる空間を確保している。