キーサイト、ADS用の新SI/PIソリューションを発表

 

キーサイト・テクノロジー(キーサイト)は1月28日、シグナルインテグリティ(SI)およびパワーインテグリティ(PI)に取り組むエンジニアに向けた電磁界(EM)解析ソフトウェアソリューション「SIPro」と「PIPro」の販売を2月より開始すると発表した。両ソリューションは同社のEEsof EDAのAdvanced Design System(ADS)で使用することが可能となる。

「SIPro」には新しいコンポジットEMテクノロジーが使用されており、高密度化されたPCBデザインに必要な解析速度と解析規模に対応するだけでなく、高い周波帯域まで精度の良い解析が可能。また、20GHzを超える周波帯域まで有限要素法(FEM)シミュレーションと同等の結果を、短時間かつ少ないメモリで解析することができるとしている。

一方の「PIPro」には、DC IRドロップ、電源供給ネットワーク(PDN)のインピーダンス、および電源プレーン共振の3つのPI専用シミュレーションエンジンが含まれている。また、DC IRドロップ解析により、PDN内の各ビア、ピン、シンク、電圧レギュレーターモジュールのDC電圧/電流テーブルが得られるため、SI/PIエンジニアは、電流をシンクするICのピンにおけるDC電圧を予測できるようになるほか、電源/グランドプレーンの電圧、電流密度、消費電力を表示することで、デザインの問題点を簡単に特定することも可能となっている。

「SIPro」と「PIPro」の解析環境には3次元ビューワーが装備されており、設計者は、電磁界解析前に解析対象のネットの確認が、解析後にはフィールドデータを3次元で表示することができる。解析設定は、ネット・ドリブンで実施でき、設計者が解析したいネットを選択するだけで済むため、シミュレーション前にレイアウトを手動で編集したり、操作する作業は不要となる。

同社は「『SIPro』および『PIPro』を利用した新しい設計フローでは、プリント基板の電磁界解析データをADSのチャネル、DDRバス、トランジェント・シミュレーションで簡単に利用できる様に、回路図が自動的に生成されます。設計者は、これらのシミュレーションエンジンを使用してSI解析(BER等高線測定など)を実行し、規格に準拠したコンプライアンス・テスト・ベンチを使ってデザインを検証できます。」とコメントしている。



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