ニコンイメージングジャパンは1月6日、米ラスベガスにて開催される「2016 International CES」(CES 2016)において、電波制御に対応したスピードライト「SB-5000」を発表した。発売は3月で、希望小売価格は税別72,500円。
「電波制御アドバンストワイヤレスライティング」を搭載し、ニコンのスピードライトとして初めて、電波制御によるワイヤレス増灯撮影に対応した。電波制御によって、リモートフラッシュが物陰や遠くにある場合や、周囲が非常に明るい場合でも、光制御に比べて容易にライティングできる。通信距離は最大約30mだ。電波制御アドバンストワイヤレスライティングの対応カメラは、2016年1月6日現在で「D5」と「D500」のみ。
初搭載となる「クーリングシステム」により、フラッシュヘッド内部の過熱を抑え連続発光回数を向上させた。ガイドナンバーは「34.5」(FXフォーマット、ISO100・m、照射角35mm、スタンダード配光時)となる。
ロータリーマルチセレクターに多くの機能を集約して操作性が向上したほか、小型化も実現。そのほか、照射角が使用レンズの焦点距離に連動する多段階「オートパワーズーム機構」や、カメラのメニューやパソコンからからSB-5000の設定・操作が行える「ユニファイドフラッシュコントロール」といった機能も備える。
FX / DX切り替えに対応しており、配光画角は配光タイプ切り替え(スタンダード配光 / 均質配光 / 中央部重点配光)となる。調光範囲は0.6m~20m。発光モードはi-TTL 調光 / 絞り連動外部自動調光 / 外部自動調光 / 距離優先マニュアル発光 / マニュアル発光 / リピーティング発光。バウンス角度は垂直方向が上90度 / 下方向7度、水平方向が左方向180度 / 右方向180度。
電源には単3形アルカリ乾電池もしくはニッケル水素充電池×4本を使用。本体サイズは約W73×D103.5×H137mm、重量は約420g。