富士通コンポーネントは12月21日、「FUJITSU Component 無線モジュール FWM8BLZ02-109047」を発売したと発表した。

同製品は、温度センサーと3方向加速度センサーを内蔵した可搬型のBluetooth Smart対応センサービーコンで、温度およびビーコンを取り付けた物の傾きを測定し、そのデータを出力するもの。電源にはコイン形リチウム電池CR2450を利用する。

測定したデータの出力方法は、同製品に標準装備されている同社独自データ送受信プロファイル「FDC」を経由しビーコン側から一定間隔でデータをスマートフォンなどのセントラル危機に送信する方法と、センサーモジュールのメモリ内にデータを保存し、セントラル機器から能動的にアクセスして読み出す方法の2つから選択可能。

ビーコン部は、セントラル機器に対し一方向でアドバタイズ送信を行うブロードキャストモード、セントラル機器と双方向の通信を行えるペリフェラルモード、およびリカバリーモードを備えている。また、動作状態がわかるLEDインジケーターが付属する。

農業施設や工場などにおけるセンサーを使った状態監視、物流サービスにおける荷物の品質管理、介護サービスへの応用など、IoTプラットフォームのフロントエンドデバイスとしての利用が想定されている。

Bluetooth Smart センサービーコン「FWM8BLZ02-109047」