電子機器受託製造サービス(EMS)を手掛ける台湾・新金宝グループは、ブラジル北部アマゾナス州マナウス自由貿易地域に位置する同社ブラジル工場の敷地内に新たにSSDやeMMCなどフラッシュメモリを用いた製品の製造を担当する工場を新設することを決定したと発表した。

新設される工場では、これまでブラジル工場で行っていた最終組み立て以外の工程も行えるもので、同国内における一貫生産を実現するものとなり、これにより関税負担の軽減や納品までの期間短縮を図ることが可能になると同社では説明している。

なお、新工場の敷地面積は約3500m2で、2016年3月から稼働を開始する予定で、同年中にフラッシュメモリ製品やSSD製品の製造ラインの整備を進め、従業員も現在の1900名から2年以内に2500名まで増員させる計画だとしている。

新金宝のブラジルにおける新工場の外観