リブセンスはこのほど、同社が運営する「転職会議」に寄せられたクチコミにもとづき、「育児・介護休暇が充実している企業に関するランキング」を発表した。
女性社員比率が高い企業が上位を占める
1位は資生堂、ルネサスエレクトロニクス、イケア・ジャパン、ケイ・ウノの4社がランクインした。5位はキヤノン、大和証券、日立製作所、TIS、第一生命保険、日本ヒューレット・パッカード、ベネッセコーポレーションの7社が入っている。
1位から20位までの、同率順位を含めた23社の企業を見ると、グローバル企業、大手企業に加え、女性社員比率が高い企業が上位を占めている。結婚や出産など、将来的なライフイベントに備えられるような企業への転職を検討する人も増えており、福利厚生の充実が、良い人材を確保することにつながると考えられる。
5位のTISでは、中学校就学までに通算7年間、勤務時間を短縮できるほか、子が病気になったときには看護休暇も取得できる。クチコミでも「産休育休が充実していて、女性にとって働きやすい会社だと思う」「福利厚生など整っており、出産や結婚をしても職場に戻ってきて働く人は少なくない」と評価が高かった。
12位のセイコーエプソンは、前々年度以前の積立年休(最高60日)を医療目的の休暇として取得が可能。家族介護や育児にも使用することができ、半日単位の取得もできるという。2親等以内の家族介護も、最大1年6カ月間休職可能。「男性で育児休暇を取得している人もいる」「産休制度など、使用するのに気を使うことはない」などのクチコミがあった。
17位のヤフーでは、社員の傷病や家族の介護など万が一の場合に備え、有効期間を過ぎた年次有給休暇を「積立年休」として積み立てることができるという(最大30日)。「子どもが小学校を卒業するまで、1日の所定労働時間を5時間までに短縮する制度もある。「産休および、産後休暇の対応もしっかりしている」といったクチコミも寄せられている。