お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(52)が、8日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~10:55)で、ハリウッド映画に関して持論を展開した。

ダウンタウンの松本人志

ローラ、すみれといった若手日本人タレントのハリウッド進出が相次いでいることが番組内で取り上げられた。この日は、『ラスト・ナイツ』(11月14日公開)でハリウッド初監督を務めた紀里谷和明氏がゲスト出演し、日米映画の現場の違いを「いろいろな契約事とか違いますし、食事が豪華とか」と挙げながらも、「基本は同じです。カメラがあって俳優がいて、『よーい、アクション!』で始まる」と説明した。

お笑い芸人として確固たる地位を築いた一方で、映画監督としてこれまで『大日本人』(07年)、『しんぼる』(09年)、『さや侍』(11年)、『R100』(13年)などの作品を生み出した松本。「ハリウッドは、なんかこう…テレビでいうところのゴールデンタイムの一番人気のあるテレビ局の番組作りに似てる」とした上で、「たくさんの人に観てもらって視聴率も上げて、満足度もそこそこ稼がないといけない」とテレビ界に例えて分析した。

そして、「うーん…」と悩みながらも、「僕はちょっと苦手かな」とコメント。「だったら、僕はもうテレビ埼玉でいいかな」「マニアックな小劇場のようなところでやる方が僕にはどうやら向いている気がする」と客観視し、「いろいろな人に観てもらいたいという気持ちは…言い方悪いけどレベルをちょっと下げないといけない部分がやっぱりあって」という松本の意見に、紀里谷氏も深く頷いていた。