近畿日本鉄道はこのほど、名古屋市と共同で進めている近鉄名古屋線伏屋駅付近立体交差化事業について、工事の進捗にともない、11月7日始発から下り線(四日市方面行)を高架に切り替えると発表した。
同事業は、都市計画道路の万場藤前線と近鉄名古屋線を立体交差させるため、近鉄伏屋駅付近を約800mにわたって高架化する。着工から約10年後の2017年度に完成する予定で、高架化が完了すれば3カ所の踏切が廃止されるという。今回の下り線高架切替えにともない、伏屋駅下り線ホームも高架上に移転され、現在の改札口から駅構内の仮設通路を通り、階段またはエレベーターで行くことになる。改札口やトイレ、上り線は現行通りとなる。
下り線高架切替えに際して式典やイベント等の開催予定はないが、11月6日の仮下り線最終列車と7日高架下り線始発列車に記念ヘッドマークを掲出して運転する予定があるという。11月7日10時から、伏屋駅で高架下り線運転開始記念台紙付き入場券を200枚限定で発売するとのこと。