ドワンゴとスタジオカラーが日本アニメーションの可能性を探るプロジェクト「日本アニメ(ーター)見本市」第34弾作品として、沖浦啓之監督のアニメ作品『旅のロボから』が公開された。
本作で原案・脚本・監督を務める沖浦氏は、『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』(1995年)、『イノセンス』(2004年)、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』(2012年)などを手がけたアニメーター。『人狼 JIN-ROH』(2000年)、『ももへの手紙』(2012年)では監督としてメガホンをとり、本作ではさらに『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズで美術監督を担当した串田達也氏が、美術設定で参加している。
物語は、ヒッチハイクをするロボットと、そこに通りかかったキャンピングトレーラーに乗る女性との出会いから始まる。厚かましく胡散臭いが、どこか憎めないロボットと、彼に振り回される女性の珍道中が描かれ、声を演じる山寺宏一と林原めぐみが、絶妙な掛け合いを展開している。
10月5日には、ニコニコ生放送で『旅のロボから』について語る番組『日本アニメ(-ター)見本市-同トレス- 第34回』を22時から放送。番組では、同作品の監督である沖浦氏を迎え、制作秘話などが語られるという。
(C)nihon animator mihonichi LLP.