日立製作所は18日、ふくおかフィナンシャルグループに「ATMパーソナライズソリューション」を提供すると発表した。2015年10月5日から福岡銀行、10月13日から熊本銀行と親和銀行の全ATMを対象として、利用が開始される予定。

顧客への最適かつタイムリーな情報発信を実現

「ATMパーソナライズソリューション」は、個人顧客にとって身近で利用頻度が高いチャネルであるATMを有効活用し、顧客へのサービス品質向上を実現するソリューション。具体的には、ATM画面上に表示する商品・サービスなどに関する画像コンテンツの運用において、ATM側で迅速に画像コンテンツを更新する仕組みにより、顧客一人一人に対し、最適な情報を画面上にタイムリーに表示することを支援する。

「ATMパーソナライズソリューション」ページ(出典:日立製作所Webサイト)

また、ATMで一度行った出金・振込取引の一連の手続きをショートカットとして登録する機能や、各銀行の店舗の新設・廃止状況に関する最新の店舗情報(BIF:Banking Information File)を、勘定系システムと同期して自動的にATMに反映する機能を提供する。

今後、日立製作所は同ソリューションをクラウドサービスとしても販売・提供するほか、インターネットバンキングや営業店システムとの連携による機能強化を検討していくという。