ヤマハは9月3日、FM/AMチューナー「T-S501」と「T-S1100」を発表した。発売は11月上旬。希望小売価格は、T-S501が35,000円で、T-S1100が75,000円(いずれも税別)。

FM補完放送の受信に対応した単体のFM/AMチューナー「T-S501」

「T-S501」

T-S501は、2009年に発売された「T-S500」の後継モデル。他の回路からの影響を受けにくい単体のチューナーは、アンプ一体型のレシーバーなどに比べて、クリアに受信できるのが特徴だ(電波状況など諸条件にも影響される)。FM放送の受信範囲は76MHz~94.9MHzで、FM補完放送の受信にも対応している。

アルミ製のチューニングダイヤルを装備しており、アナログチューナーのようにダイヤルを回して選局を行う。プリセット機能も備え、AM/FMをそれぞれ40局まで登録できる。

FM放送の実用感度は1.5μV(SN 30dB)、ステレオセパレーションは43dBだ。AMチューナー部の実用感度は300μV/mで、選択度は30dB。本体サイズはW435×D306×H87mmで、質量は3.2kg。

低重心化によって音質向上を図った「T-S1100」

「T-S1100」

T-S100は、T-S501の上位グレード。専用設計の大型高剛性シャーシと鋳鉄製のレッグを装備。低重心化により、安定感のある音質を追求したという。また、ピアノブラックのサイドウッドやレバー指揮電源スイッチが採用され、ピュアコンポーネントの「S3000」「S2100」「S1100」シリーズとのデザインマッチングを図っている。

FM/AM放送の受信範囲やプリセット局数、感度などのスペックは、T-S510と同等。本体サイズはW435×D450×H94mmで、質量は5.8kg。