東京都・渋谷のBunkamura Galleryは、世界各国から集められた最新の万華鏡や、万華鏡コンベンション受賞作品などを展示する「万華鏡展 2015-無限に変幻する光の夢想空間-」を開催する。会期は9月17日~9月30日。開場時間は10:00~19:30。入場無料。

羽石茂&泉(内部)

佐藤元洋「Grand Blue」(左:外観 右:内部) アメリカ万華鏡コンベンション2015年度最優秀賞作品

同展は、世界各国から集められた最新の万華鏡、アメリカ万華鏡コンベンション最優秀賞受賞作など、世界中から集められた万華鏡500点以上が展示される展覧会。万華鏡の筒を覗き込んだ映像の素晴らしさだけでなく、アート作品としてオブジェクトの美まで探求した、国内外の第一線で活躍する万華鏡作家たちの作品が紹介される。

マーク・ティックル作品(左:外観 右:内部) 日本初公開・限定品

同展の注目作品として、毎年アメリカで開催される世界最大の万華鏡コンペティションにおいてグランプリを獲得した佐藤元洋のガラス万華鏡や、従来の万華鏡の常識を覆し、世界中にファンを持つ鏡の魔術師マーク・ティックルの日本初公開の大型万華鏡、そして、からくり造形万華鏡作家、若林寛によるイタリア・ローマの「真実の口」をモチーフにした大型トリック万華鏡など、驚きの万華鏡が展示される。なお、佐藤氏の作品については、新作の販売も行われるとのこと。ほかにも、独創的な想像力で多くのファンを魅了し続けている傍嶋飛龍は、今年初めて、木工作家や造形作家とのコラボレーションユニット「Pranarians」を展開。一際美しい外観を持つ、羽石茂と泉の艶やかなる作品は「繊細・美」をテーマに出品。また、ワークショップも開催される鈴木明子を中心とした大阪を代表する万華鏡メンバー「フォトン」はバラエティ溢れる最新作の展示を行うということだ。さらに会場では、色彩豊かな美しさで人気の若手作家、兼古麻衣のかわいらしい万華鏡や、アクセサリースコープデザイナー、関一による最新作と限定品の販売も行われる。なお、全ての展示作品は手に取って鑑賞することが可能となっている。

また関連企画として、プロ作家の指導で自分だけのオリジナル万華鏡を本格的に作れる「万華鏡ワークショップ」が開催される。講師は鈴木明子(9月20日)、山見浩司(9月21日)、佐藤元洋(9月26日・27日)の3名。参加に際しては予約が必要となる。予約方法や日時などの詳細については同展Webページを参照。