東京急行電鉄はこのほど、東京・多摩地域で生産された木材「多摩産材」による池上線戸越銀座駅のリニューアルに着手すると発表した。東京都の「森林・林業再生基盤づくり交付金事業」の補助を受けて実施するもので、都内の鉄道施設としては初めての事例となる。

池上線戸越銀座駅ホーム屋根リニューアルイメージと事業PRポスター。リニューアルイメージは実際と異なる場合があるとのこと

工事は9月から始まり、駅舎内外装の改修、ホーム屋根の建替えとホーム全体への延伸、出入口までの段差解消をともなうトイレ建替えを実施。すべての工事に多摩産材を活用し、開業から約90年が経過した駅舎を木造駅舎の雰囲気を踏襲しつつ新たに生まれ変わらせる。

駅施設のデザインは商店街と連携したものとし、地域の情報発信機能も持たせるという。2016年夏頃完成予定。リニューアルの詳細は、「いい街いい電車プロジェクト」専用サイトに随時掲載される。