日本サムスンは7日、3D構造のNANDフラッシュメモリ「Samsung 3D V-NAND」を搭載した2.5インチSATA SSDの新製品として、「Samsung SSD 850 PRO」および「Samsung SSD 850 EVO」の2TBモデルを発表した。9月上旬から発売し、価格はオープン、店頭予想価格(税込)はSamsung SSD 850 PRO 2TBモデル(MZ-7KE2T0B)が145,000円前後、Samsung SSD 850 EVO 2TBモデル(MZ-75E2T0B)が113,000円前後の見込み。
Samsung SSD 850 PROシリーズは2014年9月、Samsung SSD 850 EVOシリーズは2014年12月に発売済み。今回、両シリーズの最大容量となる2TBモデルが加わった。両モデルとも、コントローラに「Samsung MHX」、キャッシュメモリにSamsung製のLPDDR3 2GBを搭載する。
Samsung SSD 850 PRO 2TBモデルの最大リード/ライトは、シーケンシャルリードが550MB/秒、シーケンシャルライトが520MB/秒、4Kランダム(QD1)リードが10,000IOPS、4Kランダム(QD1)ライトが36,000IOPS、4Kランダム(QD32)リードが100,000IOPS、4Kランダム(QD32)ライトが90,000IOPSだ。SSD(NANDフラッシュ)の耐久性を示すTBW(TotalByte Written、総書込みバイト量)は300TBで、保証期間は10年間となっている。
一方のSamsung SSD 850 PRO 2TBモデルは、シーケンシャルリードが550MB/秒、シーケンシャルライトが520MB/秒、4Kランダム(QD1)リードが10,000IOPS、4Kランダム(QD1)ライトが40,000IOPS、4Kランダム(QD32)リードが98,000IOPS、4Kランダム(QD32)ライトが90,000IOPS。TWBは150TB、保証期間は5年間だ。
機能面では、TRIM、ガベージコレクション、S.M.A.R.T、デバイススリープモード(DEVSLP)などに対応。3D V-NANDフラッシュの予備領域を高速バッファとして用いる「ターボライトテクノロジー」も搭載する。セキュリティ機能としては、AES 256bitフルディスク暗号化(FDE)、TCG/Opal V.2、Encrypted Drive(IEEE1667)をサポート。