シヤチハタは6日、オリジナルスタンプがその場で作れる新サービス「OSMO(オスモ)」の提供を、2016年初頭より開始すると発表した。

オリジナルスタンプがその場で作れる"スタンプ自販機"「OSMO(オスモ)」

「OSMO」は、同社独自の印面加工技術により、浸透印スタンプを最長約1分で製造できる新しいスタンプシステム。"スタンプ自販機"に搭載されたタッチパネルを操作することで、オリジナルデザインのフレームやフォント、マークなどを利用できるのはもちろん、手書き文字や手書きイラストの入力も可能。スマートフォンなどの携帯端末と連動することで、お気に入りの写真をスタンプ化することもできるという。

自販機は通信によりソフトを更新できる仕組みで、設置場所・季節・ターゲットにマッチした印面デザインがタイムリーに提供される。設置場所はテーマパークや美術館、水族館・動物園やサービスエリアなどが想定されており、持ち手となる本体もキャラクターなどをかたどった特別なデザインに変更可能。自販機の筐体デザインも設置場所に合わせてカスタマイズできるとのこと。

本体デザインはキャラクターにも対応予定

印面サイズは12ミリの丸印から53×53ミリの角型印まで全7種類。本体カラーはホワイト、イエロー、ピンクなどの全6色で、インキ色もブラック、レッド、ブルーなど全5色から選べる。なお、同社は創業90周年を迎えるにあたり、これまで事業の柱としてきた印章などのビジネス商材に加え、本サービスで印章市場のさらなる拡大を目指す。2020年の東京オリンピックも視野に入れ、外国人観光客を対象とした多言語対応のプラットフォームを整備するほか、ホルダーなどのサプライ品で収益の柱を作る新たなビジネスモデルとして、初年度で全国100カ所の採用、1億円の売り上げを目標に展開していくという。

筐体デザインはカスタマイズ可

印面デザイン例