4月22日発表された3種類の「gooのスマホ」。一番の注目はその価格だと思いますが、目の肥えたSIM通読者は「安くてもスペックの良い、高パフォーマンスなSIMフリースマホでないと意味がない! 」と考えているのではないでしょうか。そんな声にお応えし!?、スペックを確認すると共に注目ポイントを紹介したいと思います。
「使える」スペック!高いコストパフォーマンス
まずは3機種の基本的なスペックから確認しましょう。
g02とg03はデザインが同じなので、一見すると違いはROM容量だけかと思いきや、細かく見ていくと中身の違いが浮き彫りになります。g01とg02のRAM容量の小ささが気になりますが、今回搭載されているAndroid OS 5.0 Lollipop(ロリポップ)では心配ご無用。一部アプリの移動が可能なのです!!
利用可能な最大サイズのmicroSDHC 32GBを装着すれば、アプリや写真・音楽、動画など沢山保存しておくことができます。ちなみに価格.comで同microSDカードの価格を調べたところ、メーカーを問わなければ1,000円程度から用意されています。本体以外の出費は手痛いかもしれませんが、これを買うことで安心して使えると思うと安い買い物ではないでしょうか。
キャリア提供の端末と大きな違いは、プリインアプリの数を最低限に止めたこと。コンセプトとして「シンプル」を意識したから。「利便性のため」として、キャリアと同じようにプリインが多いと、自分の好きなアプリを沢山入れられないのは残念ですからね。これは嬉しい配慮と言えるのではないでしょうか。
触ってみると、いずれもきびきびと動きます。特にg03では、カメラを使っているときに動きが滑らかに感じました。
SIM通ならではのチェックポイントは、デュアルSIMについて。実際にSIMの2枚挿しが出来なかったので、細かい部分は分からないのですが、いずれの機種も設定メニュー内に「SIMカード」の項目があって、現在挿さっているSIMが分かるようになっています。
g02とg03は2つのスロットの状態が一目でわかるようになっていましたが(アクティブな方は黒字に、SIMカードが挿さってない状態はグレーアウト)、g01ではスロットの状態ではなく、挿さっているSIMだけしか表示されないようでした。
「ユーザの声を反映して出来上がった」というだけあって使ってみての評価は「値段以上の価値がある」という感想です。もちろん使っていくうちに不満に感じるポイントも出てくるかもしれません。しかし、そうした感想は胸に留めるのではなく、しっかりとgooへ伝えることで、今後企画されているg04やg05といった後継機に反映されていくかと思います。
また、サポート体制も充実しているので、初めての人でも安心して使うことができることでしょう。「gooのスマホ」に限らず、各MVNO、メーカー共にサービス・サポートに注力してきています。そういった意味でも、今回発表されたg01、g02、g03が業界に投じた一石は大きいのではないかと考えます。
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