アウディ ジャパンは12日、「ジュネーブモーターショー2015」で発表された超軽量レーシングバイク「Sport Racing Bike」を日本初公開した。常識を打ち破る軽量な車重と自動車並みの価格の自転車で、日本でも近日販売予定とのこと。

アウディ「Sport Racing Bike」

「Sport Racing Bike」は、アウディの軽量技術コンセプト「Audi ultra」の思想とスポーティネスを表現するモデルとして開発された自転車。カーボンファイバー製の軽量バイク用コンポーネンツ製造で20年の実績を持つドイツのCarbon Sports GmbH協力のもと、アウディのスポーツカーからインスピレーションを得たハイパフォーマンスバイクとして制作された。重量はカーボンファイバーフレームがわずか790g、コンポーネンツを含めた総重量は5.8kg。

フレームには、FIA世界耐久選手権やルマンで活躍するレーシングカー「R18 e-tron quattro」のコックピットにも採用された、Carbon Sports製「東レT1000カーボン」が使用され、ミュンヘンにあるアウディ コンセプト デザイン スタジオによるカラーコンセプトを採用。また、アウディのフラッグシップスポーツカー「R8」のファインナッパレザーをサドルに使用し、シリアルナンバー入り専用バッジを施している。

同モデルは50台のみの限定生産で、ドイツ本国参考価格は1万7,500ユーロ(日本円換算約237万円)となっている。