トヨタ自動車は7日、パーソナルモビリティ「i-ROAD」の本格的な実用化に向け、駐車・充電時の利便性向上やパーツのカスタマイズなどにおいて、企業および一般の生活者と共同で取り組む新たな施策「OPEN ROAD PROJECT」を、7月より約1年間東京都内で実施すると発表。同時に、モニターの応募受付を特設Webサイト「OPEN ROAD PROJECT」にて開始した。

「i-ROAD」

具体的には、i-ROADの特長であるコンパクトなボディサイズを活かして、スペース時間貸しを営む企業や商業施設を運営する企業とともに、狭小スペースや空きスペースをi-ROAD専用の駐車スポットとして運用。また、同駐車スポットで利用できる電源供給コンセント口の発掘を併せて行い、その一部を充電可能な場所として運用する。パーツのカスタマイズでは、3Dプリンターを活用して利用者がボディパーツの一部を好みの色や表面加工等を施したパーツへ交換可能にするとのこと。

充電可能な駐車スポットしての狭小スペース活用例

今回は、その試行においてi-ROADを10台使用し、一般応募者のほかに有識者・クリエーターなども含む総勢100名に、それぞれ1カ月程度の貸し出しを実施して評価を受ける。駐車・充電時の利便性に関しては、実際の使用者から追加・変更等の提案や、各企業からネットワーク拡充等などの意見を受け、共同で充実させていくとしている。パーツのカスタマイズ等についても同様のプロセスで企画開発を推進するほか、そのほかの取り組みについても様々な企業とともに商品性向上に資する検討を進めている。

パーツのカスタマイズ