SSD製品「Samsung SSD 840」ファミリーの正規代理店であるITGマーケティングは17日、SATA 3.0インタフェース対応SSDの背新製品として、M.2(Type 2280)フォームファクタの「Samsung SSD 850 EVO M.2」、およびmSATAフォームファクタの「Samsung SSD 850 EVO mSATA」を発表した。
全7モデルを用意し、同日から順次発売する。価格はオープンで、ラインナップと店頭予想価格は以下の通り。
- Samsung SSD 850 EVO M.2(120GB) : 11,800円
- Samsung SSD 850 EVO M.2(250GB) : 17,800円
- Samsung SSD 850 EVO M.2(500GB) : 32,800円
- Samsung SSD 850 EVO mSATA(120GB) : 11,800円
- Samsung SSD 850 EVO mSATA(250GB) : 17,800円
- Samsung SSD 850 EVO mSATA(500GB) : 32,800円
- Samsung SSD 850 EVO mSATA(1TB) : 69,800円
Samsung SSD 850 EVO M.2 / mSATAは、世代NANDフラッシュの「3D V-NAND」を搭載したSamsung SSD 850 EVOシリーズのバリエーションとなる。先進の機能と信頼性はそのままに、超小型M.2とmSATAのサイズに凝縮した製品だ。なお、Samsung SSD 850 EVO M.2シリーズは、PCI ExpressインタフェースのM.2では使用できない。
NANDフラッシュメモリには「Samsung 32層 3D V-NAND フラッシュ」を採用し、コントローラは同じくSamsung製の「Samsung MGX コントローラ」だ。キャッシュメモリは「Samsung 512MB Low Power DDR3 SDRAM」だ(Samsung SSD 850 EVO mSATA 1TBモデルは1GBのキャッシュを搭載)。
シーケンシャルリードは最大540MB/秒、シーケンシャルRightはSamsung SSD 850 EVO M.2シリーズが最大500MB/秒、Samsung SSD 850 EVO mSATAシリーズが最大520MB/秒。
4KBランダムリード(QD1)は10,000IOPS、4KBランダムライト(QD1)は40,000IOPS、4KBランダムリード(QD32)は97,000IOPS、4KBランダムライト(QD32)はSamsung SSD 850 EVO M.2シリーズが89,000IOPS、Samsung SSD 850 EVO mSATAシリーズが88,000IOPS。
機能面でも、2.5インチSATAフォームファクタの「Samsung SSD 850 EVO」とほぼ同等。NANDフラッシュの予備領域を高速バッファとして使ってパフォーマンスを高める「ターボライトテクノロジー」や、PCのメインメモリ(空き容量)を高速キャッシュとして用いる「エンハンストRAPIDモード」などを利用できる。そのほか、TRIM、ガベージコレクション、S.M.A.R.T、待機時消費電力が50mWのDevice Sleep Mode(DEVSLP)サポートといった機能を持つ。セキュリティ機能は、AES 256bitフルディスク暗号化、TCG/Opal V.2、Encrypted Drive(IEEE 1667)対応だ。
製品保証は、2.5インチのSamsung SSD 850 EVOシリーズと同じ5年。総書込みバイト量(Total Byte Written)は、Samsung SSD 850 EVO M.2 / mSATAシリーズの120GBモデルと250GBモデルは75TB保証、それ以上の容量では150TBを保証している。
本体サイズ/重量は、Samsung SSD 850 EVO M.2シリーズがW22.15×D80.15×H1.5mm/最大7g、Samsung SSD 850 EVO mSATAシリーズがW50.8×D29.85×H最大3.85mm/最大10gとなっている。