TOTOはこのほど、2月に国内で発売したウォシュレット一体形便器「Neorest RH(ネオレストシリーズRHタイプ)」と、海外で販売している「Neorest Washbasin」「CI Series Bathroom Furniture」が、世界のデザイン界で権威のある「レッドドット・デザイン賞」を受賞したことを発表した。
国内製品1製品、海外製品2製品が受賞
同賞はドイツのノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンターが選定をおこなっている国際的なデザイン賞で、1954年に設立。「iF賞」(ドイツ)、「IDEA賞」(アメリカ)と並び世界3大デザイン賞と呼ばれているという。過去2年以内に製品化されたデザインを対象とし、デザインの審美性、革新性などの基準から審査される。今年は56カ国4,928商品のエントリーがあり、その中で同社商品が優れたプロダクトとして評価された。
「Neorest RH」は、日本国内で2月に発売。ふくよかな丸みを帯びた便座と凹凸のない裾すぼまりの便器の組み合わせで、主張しすぎない存在感になるようデザインした。ウォシュレットの機能だけでなく、水道水に含まれる塩化物イオンを電気分解して作られる除菌成分(次亜塩素酸)「きれい除菌水」の自動散布により、ボウル面やノズル部の汚れ分解・除菌機能やニオイを脱臭する機能を搭載している。また、タンク式と水道直圧式の洗浄方式により、洗浄水は大3.8L、小3.3Lの超節水を実現した。
「Neorest Washbasin(ネオレスト洗面器)」は、陶器でありながら高い精度で焼成可能な特殊な生地を用い、四周の薄いリムを実現。このリムがシャープでモダンな印象を与える一方、ボウル面の曲面と大きな角Rが全体的に柔らかい雰囲気を作り出し、都会的なインテリア、ナチュラルなインテリアのどちらにもコーディネートが可能だという。同シリーズの浴槽、トイレと組み合わせることで、見た目のみならず使い心地や機能面でも一体感のあるバスルームを創出できる。
「CI Series Bathroom Furniture(CIシリーズ洗面化粧台)」は、薄いリムでシャープな印象とした洗面ボウル、引き出し前板と収納部側板の45°留め加工によるエッジを持つ収納キャビネット、それらと同じ間口で収納付きの化粧鏡キャビネット、サイドのコンパクトなトールキャビネットで構成された洗面化粧台。余計な装飾や凹凸がなく、最小限の輪郭線とボリューム、構成部材によるモダンで洗練されたデザインでありながら、最大限の収納量と使い勝手を追求した洗面化粧台だという。