ウェザーニューズは4月1日、「2015年 第五回桜開花予想」を発表した。開花予想の対象地点は、全国の桜の名所700カ所と全国47都道府県の主要都市、および同社の開花予想に協力するサポーターから要望のあった約1万2,000本の桜となる。
同社によると、3月第4週の週末は暖かく、西~東日本では開花が進み、九州~近畿・東海・関東地方南部で見頃を迎えたという。4月初めは平年より暖かい日が多いため、開花前線が北上するペースは上がる予想となっている。北陸地方や東北地方南部でもすでに咲き始めた桜があり、4月第1週の週末にかけてさらに開花が進む見込みとのこと。
4月第1週の週末は、西~東日本で桜が散り始めるところが増え、金曜日以降は雨が降ると"花散らしの雨"となる可能性もあるという。一方で、これから開花を迎える北陸地方や東北地方南部では"花起こしの雨"となるとのこと。
北海道では、平年より気温がやや高い日が多い予想で、4月下旬には道南から桜が咲き始め、5月中旬にかけて開花エリアが広がっていくという。札幌周辺ではゴールデンウィークの初めから開花が始まり、ゴールデンウィーク半ばには満開の桜を楽しめるとのこと。全国で開花が最も遅い根室や釧路方面では、5月中旬に開花する予想となっている。
東北地方でも桜の開花前線は順調に北上。東北北部では例年よりやや早め、東北南部では例年並み~やや早めの開花となる見込みだという。4月第2週の前半には仙台など東北南部の沿岸から桜の開花が始まり、4月中旬には東北北部でも開花を迎える予想。見頃を迎える時期は、仙台市周辺で4月10日前後、秋田市周辺で4月中旬、青森市周辺で4月20日過ぎとなるとのこと。
中部地方では急速に開花が進んでおり、東海では見頃を迎えている。今後も気温は平年並み~やや高めとなるため、開花前線は順調に北上する見込み。東海では4月第1週の週末の雨で散り始める桜もあるという。北陸西部では次第に開花が始まり、間もなく開花シーズンを迎えるとのこと。信越地方でも4月中旬に開花し、見頃を迎える予想。
関東地方では、南部ですでに見頃を迎えており、4月第1週は関東北部の桜も続々と見頃になるという。同週の後半は雨の降る日が多く、週末には東京都など関東南部で散り始めるところもあるという。関東北部では同週の週末から見頃となり、4月第2週には満開の桜の下で入学式シーズンを迎える予想となっている。
近畿地方では、和歌山県など南部で桜の見頃を迎えた。中部・南部ですでに咲いている桜は、4月第1週の雨で散ってしまう可能性もあるという。北部では順調に花が咲きそろい、4月第2週には満開の桜で入学式シーズンを迎える見込み。
中国・四国地方では、四国地方や山陽地方で見頃を迎えた。雨が降ると散り始める桜が増えるため、早めに花見をするのがおすすめとのこと。開花シーズンに入ったばかりの山陰では、4月第1週の週末には見頃となり、第2週は満開となる見込み。
九州地方の桜はほぼ全域で見頃を迎えている。今後は雨が降るたびに桜が散っていくため、花見は雨がやんでいるタイミングを狙って計画するのがおすすめとのこと。
なお、桜の開花や見頃の予想は、同社のスマートフォンアプリ「ウェザーニュースタッチ」や、携帯およびインターネットサイト「ウェザーニュース」の「さくらCh.」で公開されている。