日本生産性本部の「職業のあり方研究会」は24日、2015年度の新入社員の特徴を発表した。
新入社員の傾向を分析
教育専門家などで構成される「職業のあり方研究会」は、企業・学校などの就職・採用関係者の協力をもとに、その年の新卒入社者の特徴や就職・採用環境の動向などについて調査研究を実施している。
1973年の「パンダ型」(おとなしくかわいいが、人になつかず世話が大変)に始まり、2014年の「自動ブレーキ型」(何事にも安全運転、人を傷つけない安心感はあるが馬力不足)まで、新入社員は傾向をもとに様々なものに例えられてきた。
「消せるボールペン」の理由は?
同会が発表した今年の新入社員の特徴は「消せるボールペン型」。理由は以下のとおり。
「見かけはありきたりなボールペンだが、その機能は大きく異なっている。見かけだけで判断して、書き直しができる機能(変化に対応できる柔軟性)を活用しなければもったいない。ただ注意も必要。不用意に熱を入れる(熱血指導する)と、色(個性)が消えてしまったり、使い勝手の良さから酷使しすぎると、インクが切れてしまう(離職してしまう)」(同会)
新入社員に対して同会は、「若いうちは何度でも『書き直し』ができると思って、失敗を恐れず、のびのびとチャレンジをして職業人としての経験を積んで欲しい」とコメントしている。
(※画像は本文とは関係ありません)