マイボイスコムはこのほど、全国の30~69歳の男女を対象に実施した「夫婦」に関する意識調査の結果を発表した。調査は3月13日~15日にインターネットで行われ、有効回答数は800名。
夫婦円満の秘訣は「できるだけ会話」をすること
夫婦の満足度や円満度を表した「うるおい度」を、結婚当初と現在についてそれぞれ100点満点で評価してもらったところ、結婚当初が平均79.1点だったのに対し、現在は65.4点と、約14点低下していることがわかった。現在のうるおい度については、女性よりも男性のほうが3点ほど高く、夫婦円満と思っている夫が多いようだ。
続いて、夫婦円満のためにしていることについて教えてもらったところ、最も多かったのは「できるだけ会話をする」ことだった。また、うるおい度76点以上の円満夫婦は、「できるだけ会話」「夫婦で食事や旅行に出かける」「思ったことは言葉にして伝える」「日々感謝を伝える」「できるだけ家で食事をする」「家事を分担する」といった項目で、いずれも半数以上という高い結果となっている。
男女4割超が「日頃配偶者から褒められる」と回答
次に、配偶者から日頃褒められることがあるか聞いた結果、「よくある」「時々ある」と回答した割合が、夫42.0%、妻44.8%となった。また、うるおい度76点以上の夫婦は64.1%と高く、うるおい度の高い夫婦ほど褒められ率が高い傾向が見られた。特に妻は、「料理(53.0%)」を褒められると回答した人が過半数を占め、さらにうるおい度76点以上の妻では60.0%という結果に。「妻の料理を褒めることが妻の幸せ、さらには夫婦円満につながることが伺えた」と同社。
うるおい不足TOP3は「財布のなか、肌、ひざかかと」
次に、どのくらいの人が、うるおいのある毎日を送っていると思っているのか調べた結果、夫54.8%、妻60.3%が「そう思う」または「どちらかといえばそう思う」と回答した。日常生活の中でうるおいを感じることを教えてもらったところ、順位は異なるものの、男女ともに「家族の関係がうまくいっているとき」「おいしいものを食べているとき」「趣味を楽しんでいるとき」が上位を占めた。しかしながら、「おいしいものを食べているとき」「1人で自由な時間を過ごしているとき」「友だちと外出するとき」「おしゃれをしたとき」などでは、妻と夫との差が大きく、自分の時間を楽しむ「うるおい妻」像が垣間見られる結果となった。
最後に、うるおいが足りないと感じること、足りていると感じていることについてそれぞれ聞いたところ、足りないと感じることのTOP3は「お財布のなか」「肌」「ひざかかと」だった。また、「夫婦の関係」という項目については、うるおい度76点以上の円満夫婦が4.2%だったのに対し、うるおい度が低い夫婦(「うるおい度」25点以下)は、「お財布のなか」と「夫婦の関係」が52.2%で同率1位という結果に。うるおい度が低い夫婦は、夫婦関係が乾いていることが浮き彫りとなった。
一方、うるおいが足りていると感じるものについては、「夫婦の関係」「こどもとの関係」「日々の食事」が上位に。うるおい度が高い夫婦では、「夫婦の関係」の次に「自分の配偶者への気持ち」となっている。