全世界興行収入400億円を突破し、すでに続編の公開も決まっているサバイバルアクション映画『メイズ・ランナー』(5月22日公開)の予告映像が13日公開され、巨大迷路に囲まれた物語の舞台とストーリーの一部が明らかになった。
高いコンクリートの壁に囲まれ、毎日道順を変化させる巨大な迷路(=メイズ)の中から、謎を解いて抜け出さなければ命の保証がないという状況に追い込まれた主人公・トーマス(ディラン・オブライエン)たちの脱出劇を描いた本作。今回の予告映像では、撮影スタジオに実際に建設した高さ5メートルの壁に、視覚効果を加えて高さ約30メートルのビジュアルに仕上げられた巨大迷路が登場し、圧倒的な迫力が伝わってくる。さらに、移動させながら撮影したという約3トンの扉も見どころだ。
監督のウェス・ボールは「僕は、世界を創造するような映画が好きで、本作はまさに理想どおりだ。最初は少年たちが作った"グレード"(迷路の空き地)で始まり、次は壁の向こうの迷路という広大な世界へ進む。まったく違う状況になるんだ」と語り、謎に包まれる本作のヒントを明かした。
主人公トーマスを演じるディラン・オブライエンは、次期スパイダーマン役の候補にも挙げられた注目株。さらに『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ最新作のヒロインに抜てきされたカヤ・スコデラリオ、『ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島』のウィル・ポールター、『大統領の執事の涙』のアムル・アミーン、『ラブ・アクチュアリー』の子役から成長したトーマス・ブロディ=サングスターら実力派がそろった。出演者たちは、撮影前に嵐の中で野宿生活をするなどのサバイバルトレーニングを行っており、今回の予告映像でも巨大迷路の中を駆け抜けていくシーンなどでその成果が垣間見られる。
(C)2014 Twentieth Century Fox Film.