第一生命保険(以下、第一生命)は11日、ヤマト運輸と提携し、ヤマト運輸の宅急便ネットワークを活用した地域・社会貢献に資する新たな取組みを開始すると発表した。第1弾として、地域に住むシニア層を中心とした保険契約者の安否確認に取り組む。
具体的には、ヤマト運輸の「対面接点」の宅急便ネットワークを利用した自治体の見守り支援ノウハウを活用し、第一生命の保険契約者で、特にシニア層を中心にサービスを実施する。近隣に第一生命の営業オフィスがなく、同社の生涯設計デザイナーが定期的に訪問しづらくなっている契約者に、ヤマト運輸のセールスドライバーが「本人確認サービス」を活用して第一生命のリーフレットなどを宅急便で配達し、配達状況を第一生命へフィードバックする。
契約者は、保険契約の不明点や保険金・給付金の請求等がある場合は、リーフレット記載の第一生命のコンタクトセンターに連絡する。配達状況や契約者からの連絡内容を踏まえ、必要に応じて、第一生命の生涯設計デザイナーなどが連絡の上、対応を行う。
今後は、両社の「対面接点」のネットワークを最大限に活用した様々な取組みを検討・実施することで、超高齢社会の課題解決や地域貢献に資すると思われる取組みの実現を目指していくという。