ドイツ・フォルクスワーゲンAGはこのほど、新型「パサート」が欧州「カー オブ ザ イヤー 2015」を受賞したと発表した。同車はこれまでにも、「ゴールデン ステアリングホイール賞 2014」「オート トロフィー 2014」など名誉ある賞を受賞している。
欧州「カーオブ ザ イヤー」は1964年に創設された歴史あるアワードで、その年に発売された新車の中から最高の1台を選出する。選考委員はヨーロッパ22カ国から選ばれた合計58名のモータージャーナリストで構成され、最終選考にノミネートされたモデルを数カ月間にわたってテストし、比較・評価して選出する。
「パサート」は、さまざまなバージョンも含め、世界で最も成功しているミドルクラスカーの1台。2014年には全世界での販売台数が110万台に達し、フォルクスワーゲン・グループの中で最も多く販売されたモデルとなった。8世代目となる新型「パサート」は、直噴システムとターボチャージャーを採用した合計10種類のガソリンおよびディーゼルユニットを搭載し、エマージェンシーアシストなど最先端の安全装備も搭載する。
今年秋頃には、プラグイン ハイブリッド システムを搭載した「パサート GTE」も発売される予定。このモデルには156PSのパワーを発生する1.4リットルTSIエンジンと115PSの電気モーターが搭載され、プラグイン ハイブリッド システムによるトルクは最大400Nmに達する。燃料消費量はわずか2.0リットル/100kmだという。