GSユアサは3月3日、回生エネルギーを有効活用するシステムや電力安定化システムなどの産業用途向けに、高入出力タイプの新型リチウムイオン電池モジュール「LIM25Hシリーズ」を発売した。

同製品は、同社が長年培ってきた産業用リチウムイオン電池のノウハウと車載用リチウムイオン電池の量産技術を結集し、同社従来品に比べてコストダウンを実現したもの。また、エネルギー密度や内部抵抗の改良により、高い入出力特性が求められる幅広い用途で使用が可能となったという。

8個の電池セルをモジュール化しており、定格容量25Ah、公称電圧28.8V、最大充電電流および最大放電電流は600Aとなっている。使用周囲温度範囲は-20~45℃、使用周囲湿度範囲は0~90%、外形寸法はW219mm×D440mm×H128mmで、質量は17.5kgとなっている。

リチウムイオン電池モジュール「LIM25H-8」

リチウムイオン電池セル「LIM25H」