ドイツ・フォルクスワーゲンAGはジュネーブモーターショーにて、「スポーツクーペ コンセプト GTE」のワールドプレミアを行う。同モデルは4ドアサルーンでプラグインハイブリッドのパワートレーンを搭載。フォスクスワーゲンの新しいデザイン言語をまとった先進的なモデルとなる。
エクステリアはフォルクスワーゲンのDNAを受け継ぎつつ、新たなアプローチを展開。スポーツカーのスタイルに、大きなトランクとフル4シーターの室内スペースを融合した。伝統的なB・Cセグメントのサルーンに代わる選択肢となるという。
フォルクスワーゲンでは、「ゴルフ GTE」のデビュー以来、プラグインハイブリッドを意味する名称として「GTE」を用いる。コンセプトモデルでは、3.0リットルのV6エンジンに2つの電気モーターと外部から充電可能なバッテリーを搭載。システム出力は380PSに達する。最高速度は時速250km、燃料消費量は2.0リットル/100kmとなっている。
インテリアにはディスプレイを4カ所に設置。中央にあるインフォテイメントシステムのタッチスクリーンは10.1インチ。後席も2つの独立式シートの間にメディアコントロールモジュールとしての役割を果たすタッチスクリーンが設置され、フロントシート バックレストにも2つのスクリーンが設置される。
同モデルではドライバーの体調データにもとづき、目的地への推奨ルートを導き出す機能も組み込まれている。ドライバーの体調の認識はスマートウォッチやアームバンドなどを介して生理データを得ることで行い、それをもとにワインディングを含んだ意欲的なコースか、より一般的なルートかをシステムが判断するという。