情報処理推進機構

情報処理推進機構(IPA)は1月26日、「コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況および相談状況 [2014年年間]:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構」において、2014年におけるコンピュータウィルスおよび不正アクセスの届出状況などを伝えた。

2014年分として届出のあったウイルスのうち最も多かったものはW32/Mydoom。次いでW32/Netskyが多かったという。どちらもメールに添付されて拡散するタイプのウイルスで、2013年と比較すると届出の数を大きく減らしている。一方、不正プログラムではBancosの報告が最も多く、2013年と比較して倍増している。

2005年以降、情報処理推進機構が受けているウイルスの届出件数は年々減っており、2005年と2014年を比較すると報告の数は10分の1以下にまで減少している。ユーザーにおけるセキュリティ・ソフトウェアの浸透、企業におけるウイルスゲートウェイの導入などが、こうした届出件数の削減に結び付いているのではないかと指摘されている。