JR北海道・JR東日本は23日、臨時寝台特急「北斗星」「カシオペア」、急行「はまなす」の2015年4~9月の運転計画を発表した。「北斗星」の最終運転日は、上野発が8月21日、札幌発が8月22日となる。
24系客車を使用し、上野~札幌間を結ぶ寝台特急「北斗星」は、車両の老朽化や、北海道新幹線開業に向けた検査・試験の実施による青函トンネルの夜間作業間合いの拡大などを理由に、今年3月のダイヤ改正で定期列車の運転を取りやめ、運転可能な日に臨時列車として運転されることが発表されていた。
定期列車は上野発・札幌発ともに3月13日まで運転され、臨時列車は上野発が4月2日、札幌発が4月3日から運転開始される。臨時「北斗星」は4~8月に計112本(上野発・札幌発ともに56本ずつ)を設定。下りの運転時刻は上野駅16時20分発・札幌駅11時15分着、上りの運転時刻は札幌駅16時12分発・上野駅9時25分着となる。
臨時「北斗星」の7月第3週までの運転日は、上野発がおおむね月・木・土曜日、札幌発がおおむね日・火・金曜日。ただし、ゴールデンウィーク期間の5月2~6日は運転日が設定されない。上野発は7月22日以降、札幌発は7月23日以降、それぞれ1日おきの運転となるが、お盆期間の8月13~16日は運転日が設定されていない。上野発は8月21日、札幌発は8月22日が最終運転日となり、「9月以降、設定なし」とされている。
定期列車の急行「はまなす」、札幌発の列車に時刻変更も
上野~札幌間の臨時寝台特急「カシオペア」は、4~9月の期間で計149本(上野発74本・札幌発75本)を運転。運転時刻は上野発・札幌発ともに臨時「北斗星」とほぼ同じで、4・5・6・9月の運転日は上野発が日・火・金曜日(5月3日は設定なし)、札幌発が月・水・土曜日(5月4日は設定なし)。上野発は7月21日以降、札幌発は7月22日以降、8月までそれぞれ1日おきの運転(8月14日の上野発、8月15日の札幌発は設定なし)となる。
急行「はまなす」は3月のダイヤ改正以降も定期列車として運転されるが、4~9月の期間中、上下計18本が運休に。青森発は5月3~5日と7月13・20・21日、8月14~16日が運休となる。札幌発は5月2~4日、7月12・19・20日、8月13~15日に運休するほか、4・8・9月を中心に一部運転日の時刻を変更。通常は札幌駅22時0分発・函館駅3時22分発・青森駅5時39分着だが、時刻変更日は函館駅3時56分発・青森駅6時19分着となる。