富士通は1月19日、運転者の脈波情報から眠気を検知するウェアラブルセンサー「FUJITSU Vehicle ICT FEELythm(フジツウ ヴィークル アイシーティー フィーリズム)」を発表した。出荷開始時期は3月。運輸業向けに販売し、価格は個別見積もりとする。

FEELythm(左)とレシーバー(右)

運行管理システムとの連携イメージ図

FEELythmは、運転者の耳に装着したセンサーで脈波や自律神経状況などのバイラルデータを測定するデバイス。Bluetoothで接続したレシーバーで測定データを分析し、独自のアルゴリズムで眠気を検知すると運転者に音声または振動で通知する。

レシーバーとデジタコなどの車載機を接続することで、運転者の状況を運行管理者にリアルタイムで知らせることも可能だ。今後はスマートフォンなどの端末にレシーバーの役割を持たせることを検討している。重量は約90g。バッテリーを内蔵しており、5日間の連続使用が可能だ。