Mentor Graphicsは1月15日、プロトタイピング、妥当性確認、IC/SoCデバッグの所要時間を短縮する技術を展開しているFlexras Technologiesを買収したと発表した。

Flexras Technologiesは2009年8月に、パリ第6大学(Universite Pierre et Marie Curie)、LIP6研究所における10年の研究成果を基に、CADおよびFPGAの専門家グループにより設立された。Flexrasの製品は、高速プロトタイピングプラットフォームにタイミングドリブンのパーティショニングを追加することによって、ハードウェア/ソフトウェアの妥当性確認におけるボトルネックを解消し、複雑な設計プロトタイピングを高いクロック周波数で実現する。

今回の買収により、MentorはFlexrasのタイミングドリブンパーティショニング技術が、Mentorの製品ラインを拡大・強化し、複雑化する設計プロトタイピングの課題を解決するとコメントしている。