マツダは19日、同社のフラッグシップモデル「アテンザ(海外名 : Mazda6)」の世界累計生産台数が、2014年11月末までに300万台に達したと発表した。これは、2002年2月に防府第2工場(山口県防府市)で初代モデルの生産を開始して以来、約12年9カ月での達成となり、「アクセラ(海外名 : Mazda3)」に続いて2番目に早い記録とのこと。
アテンザは現在、防府工場と中国の「一汽乗用車有限公司」(FCC)で生産しているほか、ロシアの「マツダソラーズマヌファクトゥリングルース」とベトナムの「ヴィナマツダCo.,LTD」でも現地組立を行っている。
現行のアテンザは、2012年にフルモデルチェンジした3代目で、SKYACTIV技術とデザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」を全面的に採用した新世代商品の第2弾。日本で「2014年次RJCカーオブザイヤー」を受賞したほか、「2013ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」の最終選考にノミネートされるなど、これまでに全世界で40以上の賞を受賞しており、グローバルに高い評価を得ている。
2015年1月には、アテンザの改良モデルを米国や日本をはじめグローバルに順次導入していく予定だ。同改良モデルは、より洗練されたデザイン表現、上質さと快適性を高めたダイナミック性能、カーコネクティビティシステム「Mazda Connect(マツダ コネクト)」や先進安全技術「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」など、同社最新の技術や思想を反映したモデルとなっている。