ポーラ文化研究所はこのほど、首都圏(埼玉県,千葉県,東京都,神奈川県)在住の15~64歳の女性1,500名(5歳ごと150名ずつ)を対象に実施した、「女性の化粧行動・意識」に関する実態調査の結果を発表した。調査期間は5月21日~29日。

自分の顔が好きな女性33.0%、嫌いな女性28.7%

「自分の顔の総合的な好き嫌い」

調査ではまず、自分の顔に対してどれくらい好きか嫌いか尋ねたところ、「非常に好き」「好き」「やや好き」と回答した"好き系"の割合は33.0%と、およそ3人に1人が自分の顔が「好き」なことがわかった。対して「やや嫌い」「嫌い」「非常に嫌い」といった"嫌い系"の回答は28.7%で、"好き系"をやや下回る結果となった。また、"嫌い系"の割合が最も高かった年代は「15~19歳(39.3%)」で、次いで「20~24歳(34.7%)」「25~29歳(33.3%)」と、若い層が高かった。

好きな顔のパーツは「目」、嫌いなのは「鼻」

「好きな・嫌いな顔のパーツ」

続いて、自分の顔のどこが好きなのか、具体的なパーツを教えてもらった結果、「目(36.5%)」が断トツ1位で、全年代でトップとなった。さらに「特にない(32.5%)」という人も多く、平均反応個数も1.95と少なかった。

一方、嫌いなパーツは「鼻(35.5%)」がトップで、次いで「フェイスライン(33.5%)」「口(24.2%)」「眉(24.1%)」「肌(22.7%)」と続いた。平均反応個数が3.23と、複数カ所あげられており、特に若い層で嫌いなパーツの箇所が多くなる傾向が見られた。

メークで華やかな印象に!

「メークでどのような印象に変わりたいか」

次に、メーク現実行者1,208名を対象に、自分で見ている素顔の印象から、メークによってどんな印象に変えたいのか調べたところ、「ソフトな顔立ち・落ち着いた印象」の素顔から、メークによって「ソフトな顔立ち・華やかな印象」を目指す移動が最も多かった。また、各象限内にとどまる移動無しも全体の40.6%と多く、メークによる大きな印象の変化を求めない女性も多くいることがわかった。