MS&ADインシュアランスグループの三井住友海上火災保険の地域持株会社であるMSIG Holdings(Asia)Pte.Ltd.(以下アジア持株会社)は3日、iOnRoad Ltd.(以下アイオンロード社)と提携し、スマートフォン向け安全運転アプリ「My Safe Drive」を共同開発したと発表した。3日以降、東南アジア各国・地域において、順次リリースするという。

「My Safe Drive」は、「車間距離アラート機能」や「安全運転スコア機能」などのさまざまな安全運転サポート機能を有しており、同社の契約者はもちろん、契約者以外の人でも利用できる。また、より多くの人に利用してもらい、東南アジア各国・地域における安全運転への意識向上や事故防止に役立ててもらえるよう、業界初という8言語表記に対応する多言語表示機能(英語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、マレー語、タイ語、インドネシア語、ベトナム語、日本語)を搭載しているという。

三井住友海上では、アジア持株会社および東南アジア各国・地域の現地法人・支店においても、自動車の安全運転啓発・事故防止を積極的にサポートし、東南アジアにおけるリーディングカンパニーとして事故防止活動を推進するとともに、損害保険事業の発展に貢献していくとしている。

同社は、2012年8月から日本国内のスマートフォン利用者向けサービスとして「スマ保」を提供しており、多くの顧客から好評を得ているという。スマートフォン向けアプリを活用した国内の取り組みを、モータリゼーションの進展に伴い自動車事故が増加傾向にある東南アジアへ展開し、事故防止活動を推進していくとしている。

「My Safe Drive」の概要

  • 提供開始日/12月3日以降、順次

  • 対象OS/Android:2.2以降、iOS:7.0以降

  • 対象地域/同アプリのダウンロードには、東南アジア地域各国および香港のアカウントが必要

  • 対象者/同社の顧客に限らず、対象地域のだれでも利用可能

なお、ダウンロードに際し、各国通貨で5USドル相当額がアイオンロード社から請求される。同社がキャンペーンなどで限定配布するパスワードを使うと無償で利用できる。

  • 主な機能/利用のスマートフォンに同アプリをダウンロードすることにより、以下の機能が利用できる。同アプリ使用の際は、利用のスマートフォンをフロントガラスやダッシュボード等に固定するための車載ホルダー(クレイドル)が別途必要

・前方走行車との車間距離(または衝突危険までの秒数)のタグ表示、および車間距離が近づいた際のポップアップと音声によるアラート機能

・高速道路等における車線逸脱アラート機能

・速度超過アラート機能、安全運転スコア機能、駐車位置メモリー機能など