JR九州はこのほど、2015年夏運行開始予定の新しいD&S列車で提供するスイーツコースについて、東京・南青山の「NARISAWA」でオーナーシェフを務める成澤由浩氏がプロデュースすると発表した。

来年夏から運行開始されるD&S列車ではスイーツコースが提供される(写真はイメージ)

成澤氏はコースのレシピ考案のほか、乗務する調理担当者への調理指導、使用する食材や食器類の選定を担当するという。原則として成澤氏は乗務せず、乗務する調理担当者が「NARISAWA」で業務を行いながら研修する形をとるとのこと。

食材の選定にあたっては、列車が運行される長崎・大分を中心に九州各地の信頼できる生産者を成澤氏自ら訪ね歩き、直接顔を合わせて旬の食材を仕入れるという。食器類も同様に、九州の窯元や職人と連携して魅力的なものを用意するとのこと。

新D&S列車は、原鉄道模型博物館(神奈川県横浜市)を開設した故・原信太郎氏が愛した幻の客車「或る列車」の模型をデザインのベースとした列車。「ななつ星 in 九州」をはじめ、数多くの列車デザインを手がけた水戸岡鋭治氏がデザイン・設計を担当する。今年8月の発表では、地元食材を使用したスイーツを車内で提供するとしていた。

今回の発表によれば、成澤氏が担当するスイーツコースは、サンドウィッチやサラダ、スープなどの軽食からスタートし、続いて3品程度のスイーツを順に提供。最後に数点のミニャルディーズ(お茶菓子)を出す流れになるという。

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