米Appleは11月18日(米国時間)、Appleのスマートウォッチ「Apple Watch」向けのソフトウェア開発キット「WatchKit」の提供を開始した。Apple Watchは2015年に発売を予定しており、開発者はこれを利用してApple Watchが登場する前にApple Watch向けのアプリを構築できる。

"最もパーソナルなApple端末"と売り込む「Apple Watch」は2015年に登場予定

WatchKitは、Appleの開発者向けプログラム「iOS Developer Program」向けに公開したiOS 8.2ベータSDKに含まれる。開発にはXcodeが必要。SDKには、プログラミングガイド、ヒューマンインターフェイスガイドライン、テンプレートなどを含む。

同SDKを利用することで、画面のタップの力の違いを識別できる「Force Touch」、リューズを回すことでズームやスクロールを行う「Digital Crown」、アラート受信や操作に対して反応する「Taptic Engine」などのApple Watchのインターフェイスと連動するアプリを開発できる。

タイムリーに通知するスマートなリマインド機能「Glances」などのApple Watchの特徴も活用できる。スポーツの試合スコアなどユーザーにとって重要な情報をクイック表示できるほか、空港でフライトの詳細情報を取得するなど、通知に対してユーザーが行動できるようなアプリ(Actionable Notifications)も開発可能という。

Appleによると、2015年後半よりApple Watch向けにネイティブのアプリを構築できるという。