10月7日から千葉・幕張メッセで、CEATEC JAPAN 2014が開幕した。CEATEC JAPAN 2014は、24の国と地域からの出展を含む547社が出展するIT・エレクトロニクスの総合展示会。開幕前日の10月6日には台風18号の影響を受けながらも夕刻に、報道関係者向けの事前公開が行われた。本稿では、ウェアラブル端末やスマート家電の注目ポイントをレポートする。

ウェアラブル端末やスマート家電にも注目

昨今のエレクトロニクス関連イベントでは必ず注目を集めているのがウェアラブル端末。セイコーエプソンはスマートグラスとスマートウォッチを、東芝でもスマートグラスを展示しており、それぞれのブースで試すことができる。

東芝は様々なデザインのスマートグラスを展示

セイコーエプソンはMOVERIOブランドで展開するスマートグラスを展示

エプソン独自の脈拍センサーを特別に公開している

脈拍センサーが入ったエプソンのウェアラブルデバイス

また、スマートホームやスマートシティについては、東芝や三菱、富士通、NECといった電機大手各社が前向きに出展。シャープでは「ともだち家電」の名称で取り組んでいるココロエンジンとクラウドを通じて家電同士を結びつけるデモストレーションをステージ上で紹介した。

シャープブースのステージはスマート・スイートホームがテーマ

ココロエンジンを活用したコミュニケーションロボット

様々な最新技術を展示したのはNTTドコモだ。握るだけで目的地へたどり着けるYUBI NAVIや、デバイスを身につけるだけで日々の体脂肪燃焼量を見える化する皮膚アセトン測定デバイス、クルマと対話しながら運転するための対話型車両エージェントなどを参考展示。また10月下旬に発売予定のおサイフケータイジャケットも展示している。さらに、NTTドコモや富士通、NECが次世代移動通信である「5G」に関する展示を行っていたのも注目だ。

積極的に新技術を展示してみせたNTTドコモ

ステージでは次世代移動通信システム「5G」を紹介

握るだけで目的地へたどり着けるYUBI NAVI

YUBI NAVIのプロトタイプ

日々の体脂肪燃焼量を見える化する皮膚アセトン測定デバイス

クルマと対話しながら運転するための対話型車両エージェント

12月のサービス開始予定の「Runtastic for docomo」

10月下旬に発売予定のiPhone向けおサイフケータイジャケット

注目の展示を写真でダイジェスト紹介

パナソニックはオーディオ専用ブランドとして復活したTechnicsを展示

リスニングルームを設置して最高音質を体験できるという

4K動画で捉えた瞬間を約800万画素の静止画として切り出せる「4K PHOTO」を体験できる

NECは蓄電システムを展示。コミュニティの電力需給にあわせてリアルタイムに充放電制御を行う世界初の技術を展示

富士通はショッピングをプロモーションする提案も

富士通でも5G通信に向けた展示を行っている

富士通 会津若松工場で生産されている野菜。その日の朝に収穫されたものが運び込まれていた

東芝は「新しいモノ。あたらしいこと」として家電製品を展示

手話ができるコミュニケーションアンドロイド「地平アイこ」

東芝は10.1型と8.0型の手書き技術搭載タブレットを参考展示

手袋をしたままでも操作ができるパネルや手をかざすだけで操作ができるパネルをシャープの水嶋繁光副社長自らが実演

フレームレスマホ「AQUOS CRYSTAL」をつなぎ合わせたユニークなディスプレイ

フリーフォームディスプレイの展示

パイオニアではメーク用有機EL照明の特徴を、モデルを使ってアピール

オムロンのラリー継続卓球ロボット。意味センシング技術と思考型コントロールにより、人間が打ちやすいところに打ち返す