オートデスクは、BIMアプリケーション「Autodesk Revit 2015」の既存機能を改良し、さらに新機能を追加した「Autodesk Revit 2015 R2」を10月1日より、Maintenance Subscription(メンテナンス サブスクリプション)またはDesktop Subscription(デスクトップ サブスクリプション)契約者に無料で提供開始すると発表した。「Revit 2015 R2」は、「Revit 2015」とファイル形式が同じで、完全互換性があるとのこと。

今回提供される新機能などは、意匠、構造、設備(機械、電気、配管)などの分野で、ユーザからの要望に応えて30以上の項目について機能強化、アプリケーションとしての性能の向上、業務生産性の向上を実現している。また、同社が従来から注力している「Integrated BIM」の一環として、他のアプリケーションとの連携を高めて業務フローの生産性向上も図られているという。

リンクされた IFC モデルのジオメトリを参照して、寸法記入、位置合わせ、スナップ、ファミリのホストに活用することが可能に

「拘束のリビール」モードで、すべての寸法拘束や位置拘束を表示して、問題点を確認できるように

パースビューで複数の作業が可能になり、ビューを変えずに迅速な修正を加えることが可能に

なお、これらはAutodesk Subscriptionセンターからダウンロードすることができ、「Autodesk Revit 2015 R2」は、「Autodesk Building Design Suite Premium」、「Autodesk Building Design Suite Ultimate」、「Autodesk Infrastructure Design Suite Ultimate」のサブスクリプション契約者に提供されることとなる。「Autodesk Revit Architecture」、「Autodesk Revit Structure」、「Autodesk Revit MEP」のサブスクリプション契約者には、それぞれのアプリケーションに対応する「Autodesk Revit 2015 R2」が提供される。

また、「Autodesk Revit LT 2015 R2」は、「Autodesk Revit LT」、「Autodesk AutoCAD Revit LT Suite」のサブスクリプション契約者に向けて提供される。